「ゆく年くる年」を一度、最後まで
見てみたいものだ。と思いつつ、毎年
途中で挫折して寝てしまうのだけれ
ど、子供の頃は”大晦日に除夜の
鐘を聞く”というのが憧れでした。
初めてその”除夜の鐘”をTVで
聞いた時は、想像と違ったのでがっ
かりしてしまいました。何故ならば私は
除夜の鐘というのはお正月になったら、
12時きっかりにボーンンンン…
とひとつ、鳴り響くものだと思っていたから
なのです。それなのに、12時になるより
10分も前から鐘が鳴り始めるじゃ
ありませんか。それも1つや2つじゃ
なく、「もしかして一晩中鳴らしてるんじゃ
ないかしら」と思うくらい沢山鳴っている
ので、「撞いている人は寒いのに大変だ
なぁ。でも私も1回ぐらい鳴らしてみ
たいなぁ」なんて思っていました。その
うちTVのナレーターが「除夜の鐘は、
108の煩悩を除いて新年を迎える
という意味で108つ鳴らされます。」と
説明してくれたので、「なるほど、そうだっ
たのか。」と納得。「お寺の人は一晩中撞い
てなくていいんだ。」と変に安心したり
しました。しかし、人間の煩悩っていうのは
108もあったのか。ということはもしかして、
人間から煩悩をとったら何も残らない
のでは?うーん、煩悩だらけの人って
いうのも困りもんだろうけど、1つも煩悩
のない人ってのがもしいたら、ひどくつま
らなさそうな、気がするなぁ。(もはやその
人は人間ではなく、お釈迦様ですね)
銀色のハーモニー・4巻 P.19より