Free Talk No. 21


                         「トロイメライ」を初めて意識して聴

                        いたのは、高校生の時でした。

                        TVでホロヴィッツのピアノリサイタルを

                        中継していて、ちょうど『子供の情景』

                        を弾いていらっしゃる時でした。それで

                        トロイメライを聴いて、彼の演奏に

                        いたく感動してしまいました。

                         卒業後に進んだ短大は児童教育

                        科で、ピアノの授業がありました。

                        そこで、私はまだそんな段階では

                        なかったのですが、トロイメライが弾き

                        たくて弾きたくて、無理に『子供の情

                        景』を教えてもらったのです。勿論

                        すぐには弾けませんでしたが、そのうち

                        練習の甲斐あって、ちゃんと弾けるよう

                        になりました。とても嬉しかったです。

                        頑張って暗譜で弾けるようになりま

                        した。ピアノは中学の時に習うのを

                        止めてしまいましたが、習ってて良かった

                        と思いました。

                         好きが昂じて漫画の投稿作にまで

                        トロイメライを使っていましたが、果て

                        はこのような連載にまでなるとは、

                        わからないものですね。

                         今でもよくホロヴィッツのピアノ作品

                        集を聴いています。数年前、彼の訃報

                        を耳にした時は、非常に残念に思いまし

                        た。いつか生で彼のピアノを聴いて

                        みたいと願っていたのですが…。

                         これからも心に残る演奏をして

                        くれる音楽家がたくさん現れて

                        くれるよう、期待しております。

                        (ト音記号の絵)


                                銀色のハーモニー・6巻 P.87より

戻る

おしながきへ戻る