Free Talk
☆一九八八年一月十三日、年が明けて初めての〆切
の日、世にも恐ろしいその悲劇(?)は起こった。前の晩
トーンを貼りに来てくれた聡美chanとまなみchanは、
昼頃起きた私の前からはとっくに消え去っていた。
何しろ2人とも私と同年齢であるにも欠かわらず、
シャキシャキの女子大生である。まじめに朝から学
校へ行ってしまったのだ。(この2人が〆切前夜に集う
と誠にかしましい。「きゃーっ」「うっそーっ」「やっだぁー」が所狭
しと飛び交う。一人黙々と仕事を続ける私には、頭の
痛いBGMである。まなみchanなどはかつての同僚だった
なんて、信じがたい。しかし、一緒に入社して、一緒に退社した
仲である。)そんなことはどうでも良い。とにかく昼起きた
私は、〆切時刻の4:00PMまで余裕で原稿の最終チェック
を始めたのである。鼻歌まじりにページをめくる。ところ
が、ふと鼻歌が止んだかと思うと、みるみる私の顔から
血の気が失せた。(と思う)「なっないっ…!星のかけらが!!
(違うって!)原稿が一枚足りない〜っ!!」番長皿屋敷の
パロディではない。ホントに一枚消え失せてしまったので
ある。慌ててありそうな所を(なさそうな所も)徹底
的に探しまくる。「あっあった!!」スクリーントーンの束の中に
1枚混入していたのは紛れもなく「星の瞳のシルエット」第
28枚目の原稿である。(こら聡美!昨晩トーンの整理して
たのあんたでしょ!)と・こ・ろ・が!それは他のページ
だったのである。なんと実は2枚の原稿が行方不明になっ
ていたのだ。もう1枚は依然として見つからない(つづく←)
星の瞳のシルエット・6巻 P.49より
戻る
おしながきへ戻る