6年前、「耳をすませば」を描
いていた頃、「魔女の宅急便」が
公開されていました。昔から宮崎
駿さまの大ファンだった私は、
児童文学が原作となっているのを
見て、「そのうち漫画を原作にしてく
れないかなあ」…などと調子の
いい事を思っておりました。(でも
宮崎さんが少女漫画になんか
目を向けるハズないし、もし向けた
としても、私なんかに声がかかる訳
ない事は自覚していました)ところが
数年後、突然担当様が「ジブリの
宮崎さんが「耳をすませば」を映
画化したいって話が来てるんだけ
ど…」と電話をかけてくれるじゃあ
りませんか。当然私は「そんな事
ある訳ないじゃん!」と思って「冗談
でしょ」と言ってしまい「こんな事で冗
談言ってどーすんですか!?」と怒ら
れてしまいました。(当たり前だ(汗マーク))
その後スタジオジブリにお邪魔
して宮崎さんにお会いしても、やっぱ
り信じられなくて(ミーハーな私は
「わー本物だあ!すごーい!」とトトロ
のサインをもらって舞い上がってました(汗マーク))
特報のビデオをもらって自分の名
前が入っているのを見ても、まだ
実感が湧きませんでした。(「すご
ーい!名前が出てるー!」などと
大バカな事を思って見てましたが、
なんだか知らない人の名前みたい
でした)ただひとつだけ実感し
たのは”ああ漫画描いてて良
かったあぁぁぁぁーっ”
って事です。この上なく素晴らしい
映画が完成した現在、宮崎、近
藤氏初めスタッフの皆々様に感
謝の言葉もありません。一生分
の運を使い果たした気がします。
耳をすませば 幸せな時間 P.115より