レコードから
ここでは、星の瞳のシルエットイメージアルバムレコード版発売の時、
会員の皆様に配られた、柊あおい先生のメッセージ(レコード)を、
友人から教えてもらったので、内容を載せています。(雫)
その1(「星の瞳」制作日記編、BGM「星がたり」インストゥルメンタル)
はじめまして。柊あおいです。
つたない作品ですが、いつも読んで下さってありがとうございます。
お手紙も毎月とってもたくさん頂いて本当に嬉しいのですけど、時間がなくて
なかなかお返事差し上げられなくて本当にごめんなさい。とても申し訳なく思っ
ています。
「星のかけら」っていうのを、なんとなくフッと頭に浮かんで「ああ、これ使
えないかなぁ。」って考えて、そしたらあのシチュエーションが出来上がってき
たんです。だけど、こんなのやっぱり現実離れし過ぎてるかな〜って思ってたら、
結構いろんな方から「私も似たような体験したんですよ。」ってお手紙頂いて、
「小さい頃知らない男の子から、きれいな石とか貝とかもらったんです。」って
いうので「ええっ、本当にあるんだなぁ」なんて驚きながら納得してしまいまし
た。
それから、「これはあおい先生の体験談なんですか?」って、なぜかよく聞か
れるんですけど、ぜ〜んぜん違います。子供の頃なんて男の子と一緒になって駆
け回ってたし、中学校ではおよそ「恋」と呼べるようなものはしなかったし、高
校・短大と女子校だったし。う〜ん、一度でいいからあたしもこんなせつない想
いをしていたら、もっとまともな話が描けたんじゃないかなぁ。
「星の瞳」を描き始めた頃、まあ初連載ということもあって、とっても不安で
した。主要キャラクター5人も作っちゃって、ちゃんとみんな動かせるかどうか
自信なかったし。まして絵が下手で下手でしょうがないもんだから、表現力なん
てまるでないし。
連載って、1カ月ごとのサイクルがつかめちゃえば平気なんだけど、最初の3
カ月は、まだ会社勤めしてたこともあって、無我夢中って感じでした。慣れない
もんで描くのも遅いし。朝から晩まで、一人で黙々と仕事してると(まあ、音楽
はかけてますけどね。)、ホント嫌になってきて、仕上げの段階に入る頃には、
「もう漫画家なんてヤだ!。会社戻りた〜い!」なんて真剣に思えてきちゃった
りもしました。
でも、原稿上げてしばらく経つと、「ああ、早くペン持ちたいなぁ」なんて思
ってるの。なんのかんの言っても「私って、やっぱり漫画描くの好きなんだなぁ」
って、改めて認識しました。
好きな仕事やってられるんだから、苦労したって文句なんか言えませんよねぇ。
その2(あおい先生メッセージ編、BGM「星がたり」インストゥルメンタル)
20年と少しですが、いろんな事を考えながら生きてきました。
夢だけを追いかけてた学生の頃、後先考えず、ただがむしゃらに進んでました。
悲しい事やつらい事、泣きたい事やどうしようもなく落ち込んだ事。嫌なこと
は山ほどあったのに、不思議です。思い返せばみんな、懐かしい思い出に変わっ
ていました。
本当に大切なことってなんなのか。いつもその時はわからないけれど、いつか
振り返った時、見えてくるのです。友達の言葉のやさしさや、両親の思いやり、
そして、すれ違いばかりだった誰かさんの心まで。
生きていくのに無駄なことなんてきっと、何ひとつないのでしょう。
回り道はもどかしいけれど、近道するよりたくさんのことが見えるから。通り
過ぎた時初めて、少しだけ豊かになった自分を見つけるでしょう。
「ありがとう」ってとても大切な言葉なのに、一番伝えたい人たちには、照れ
くさくって、どうしても口ごもってしまうんです。いじっぱりだから。ため息だ
らけの毎日だけど、それでも少しづつ素直になりたいと思っています。
いま、私の声を聞いてくれてるあなた。
忘れないで下さい。ひとつひとつの、小さな感動を。
胸が痛くなるほどの、熱い想いがこみ上げてきたら、綴って下さい。あなただ
けの言葉を見つけて、いつでも思い出せるように。
あなたをとりまく、たくさんのものに流されないで、どうぞ、あなたらしい生
き方を見つけて下さい。
短い時間でしたが、私の勝手なおしゃべり、聞いて下さってどうもありがとう
ございました。これからも一生懸命、その時の自分にできること、精いっぱいに
がんばって行きたいと思います。
みなさんもまた、気が向いたらいつでもお手紙下さいね(お返事書けないのに
こんなこといっちゃイケナイかな?)。
それではまた作品でお会いしましょうね。
お元気で!。
その3(「とんケチャ」CM編、BGM「青空みたいにときめいて」)
(出演:柊あおい先生、みーやん、さくらももこ先生)
みーやん(以下”み”) 「みーやんがいる!」
さくら先生(以下”さ”) 「ももこがいる!」
柊あおい先生(以下”あ”)「あおいもいた!」
み 「みーやんの」
み・さ・あ 「と〜んでもケチャップ!!」
み 「一般お便りが笑える!」
さ 「”有名人とボク”が華やかだ!」
あ 「”珍名人とボク”がなんだか凄い!」
み 「”とんケチャ美術館”も出る!」
あ 「”今月の音”が過激だ!」
さ 「”前号までのあら”がいけしゃ〜しゃ〜だ!」
み 「みーやんの」
み・さ・あ 「と〜んでもケチャップ!!」
み 「よろしくねっ!」
ちなみにフォノシートの方のクレジットは下記のようになっておりました。
(C)柊あおい/集英社りぼん
★柊あおい先生メッセージ・フォノシート
※B面は収録されておりません。
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